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虫歯は初期の虫歯であれば再石灰化させ、進行を止めることができますが、 虫歯は穴があいてしまっては治療をしなくてはなりません。さらに虫歯が神経に達してしまうと、痛みが出るだけでなく、歯の神経を取らなくてはならなくなります。神経を取った歯は、長く持たせることは難しいとされています。
当院ではできるだけ削る量を少なく、できるだけ神経を守る診療を行っています。神経を取らざるを得ない大きな虫歯に対しては、専門医がマイクロスコープを使い、質の高い「根管治療」を提供しております。
虫歯はプラークの中の細菌(ミュータンス菌、ラクトパチラス菌など)の感染によって発症します。細菌は飲食した食べ物から栄養を取り、酸を作ります。この酸によって歯が溶かされてしまった状態が脱灰といい、それが進行した状態が虫歯です。しかし脱灰をしてもその後40分位で、唾液の働きにより溶かされたミネラルが歯に再吸収され元の状態になります。これを再石灰化といいます。
脱灰と再石灰化が長期にわたって崩れると虫歯が発症し進行します。食事を取るたびに口腔内では、脱灰⇔再石灰化を繰り返しています。そして食事の間におやつ、夜食など頻繁に飲食すると口腔内は酸性状態が非常に長くなり、脱灰の連続となり虫歯となります。再石灰化になるようにすることが、虫歯のリスクコントロールなのです。
歯科医院に苦手意識のある方は、「治療が痛い・怖い」というイメージが強いからではないでしょうか?そんな「歯医者嫌い」の方でも安心してご来院いただけるように、当院ではできるだけ痛みを抑えた治療を行っています。
治療中に患部が痛まないように、麻酔注射を打ちますが、この「注射」という言葉にも身構えてしまう方もいらっしゃるでしょう。この注射の「チクッ」とする痛みをやわらげるため、当院ではまず針を刺す部分へ表面麻酔を行っています。表面麻酔にはゼリー状の塗るタイプと貼るタイプがあります。どちらも痛みはともないません。 |
麻酔注射の際、一定の力で麻酔液を注入しないと、麻酔液の量が変化し圧痛を起こすことがあります。この圧痛を避けるために当院では電動麻酔器を使用。できるだけ細い注射針を使用し、一定の圧力でゆっくりと麻酔液を注入して、できるかぎり痛みを抑えた注射を行っています。 |
歯の治療はとても複雑で細かい作業です。歯の一部を削ったり、歯の中に入っている神経を抜いたりします。そのうえお口の中はとても狭くて暗いので、裸眼で見るには限界があります。しかし細かい作業でも正確に行わなければ、せっかく治療した歯でも病気を再発させてしまうかもしれません。
できるだけ精度の高い治療をご提供するため、当院では拡大鏡を活用しています。患部を数倍に拡大することで、詰め物と歯のすき間、歯の内部の構造、歯のヒビなど裸眼では見えない部分も確認可能です。きちんと把握できれば的確な診断が行えます。また必要以上に歯を削らなくて済むので、よりよい治療ができるのです。
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